印刷とは……情報伝達の一手段

 「印刷」とは、その文字が示す通り「印=しるす」「刷=うつす、する」という意味です。

 印刷技術は紀元前4000年頃にバビロニアで土を固めて茎で字を書き窯で焼いた「瓦書」が始まりともいわれている。その後7世紀末頃、中国で木版印刷が発明され朝鮮や日本にも伝わり、法隆寺に残されている「百万塔陀羅尼」が現在残されている世界最古の印刷物ともいわれている。

 印刷技術の大きな進展を見せるのは、1445年ドイツのグーテベルクという金細工師が金属でできた活字を発明し活版印刷技術を考案しその機械の実用化に成功し自ら印刷業・印刷物出版業を創設したといわれる。それまでヨーロッパでの本の生産は手書きでの「書き写し」もしくは木版印刷であり、活版印刷はヨーロッパでの本生産に一大変革を起こした。活版印刷具は急速にヨーロッパ各地に普及し、さらに世界中に広まっていった。印刷技術は羅針盤、火薬とともに「ルネサンス三大発明」の一つにあげられる。

 この印刷技術によって情報が広く正確に伝えられ後世に残せるようになった。

 その後も印刷技術は凸版印刷、凹版印刷、平版印刷、孔版印刷と大きく発展し続けて、現代では「水・気体以外のすべての物体に対して可能」ともなっている。

 印刷技術も進歩を遂げているが、情報伝達の手段としてインターネットの普及によりパソコンやスマートフォンによりだれでも手軽に情報発信や記録をできるようになって来た。

 しかしながら、アナログからデジタルに取って代わったのではなく、情報伝達・記録の手段が増えたと考え魚津印刷は情報伝達の工務店として皆様のお役に立てるよう邁進してまいります。

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